猫はつらいよのブログ

晴耕雨猫、晴れた日は畑を耕し、雨の日は、猫を作る。猫風景を撮る。猫コントを書く。

急がば回れの巻

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 ワン「ねえボス」

ニャン「なんだよまた給料上げろって相談かい?お前が猫なで声でなんか言う時はなんかろくでもない相談だもんなあ」
 
ワン「じゃなくて。こっからダイブして泳いで近道しませんか?」
ニャン「バカヤロウ!こっからダイブしたら溺れ死んじまうじゃねえか」
ワン「そんときゃあ神様が助けてくれますよ」
 
ニャン「お前な、神様がなんでもできると思っちゃあいけないよ、確かに神様は俺たちを導いてくださるけど、できないこともあるんだよ。ダイブしたら、神様はな、俺たちのことなんかほっといてクルマで帰っちゃうよ。」
 
ワン「えっ、クルマで?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

とろろご飯は美味しいぞうの巻

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ニャン「今日は、このユンボで山芋でも掘りに行くか、そして今夜はとろろご飯だぞお♪」
ワン「やったあ♪ついて行きますボス!」
 
ニャン「あれ?・・ボス?・・・隊長じゃなくて?」
ワン「いえね、夕べ『太陽にほえろ!』のビデオ見てたら、石原裕次郎さんがボスって呼ばれてたのがカッコよかったんで、隊長のこともボスって・・・」
 
ニャン「バカヤロウ!あれはな、石原裕次郎さんが渋くてカッコいいからボスなんだよ。そんじょそこらの奴にゃ似合わないよ!俺はあんまり好きじゃないし」
 
ワン「でも隊長は、なんか石原裕次郎さんに雰囲気似てますよ、だからボスって・・」
ニャン「え?そうお?そうなの?・・ボスか・・・悪くないねえ・・・しょうがねえなあ・・お前ってやつは・・・」
 
ワン「ボス〜」
ニャン「は〜い」
ワン「ボス〜」
ニャン「は〜い・・・ワハハ」
 
ニャン・ワン「アッハッハッハッハ・・・」

謎の高層ビルを調査せよの巻

 

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ニャン「例の未解決事件を追って随分遠いところまで来てしまったが、あの怪しい高層ビルはなんだ?』
ワン「わかりません」
 
ニャン「バカヤロウ!わかりませんってお前、すぐ調べろ!」
ワン「はい!了解です!」
ニャン「ったく、近頃の若いもんときたら、分からないことは分からないと素直に言うことが正しいんだよって教えたら、何でもかんでも、す〜ぐ分かりませんって言いやがる・・クドクド・・」
 
ワン「わかりました」
ニャン「おっ、随分早えなあ、どうやって調べたの?」
ワン「スマホで」
ニャン「すっげえ!お前スマホ持ってんの?ええ?どれ見せてみろ」
ワン「ダメですよ」
 
ニャン「見せろよ〜どこに隠してんだ?ここか?ここか?」
ワン「キャー脇の下はやめてくださいよお、くすぐったいじゃないですか。お返しにこちょこちょ」
ニャン「やめてくで〜、こうなったら10倍返しだこちょこちょ」
 
ニャン・ワン「こちょこちょワーワーこちょこちょキャーキャー・・・」

 

崖っぷちで立つことが、そんなにカッコいいのか?の巻

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ニャン「崖っぷちでちょっとカッコつけたいだけだから絶対押すなよ」

ワン「わかってますよ、隊長♪」

ニャン「絶対押すなよ」

 

ワン「ドン!」

ニャン「バカヤロウ!ぜった押すなって言ったじゃねえか」

ワン「え〜!上島竜兵の場合押すなって言ったら押せってことで・・・」

ニャン「アホかお前は!現実とお笑いと一緒にするんじゃないよ!落ちたらどうするんだ!

 

ワン「だってボスは上島竜兵のファンじゃないですか」

ニャン「んっ!もしかしてお前もファンか?」

 

ワン「だ〜い大ファンですよ」

 

ニャン「じゃあ聞くけどお前『くるりんぱ』できんの?」

ワン「失礼な!当たり前じゃあないですか、くるりんぱができなかったらファンは名乗れませんよ」

ニャン「えっ!くるりんぱが出来ないとファン名乗っちゃあいけねえのかい?」

 

ワン「こっちこそ『えっ!』ですけど、・・・もしかしてボスは、くるりんぱが出来ないんじゃあ?・・・」

 

ニャン「バカヤロウ!!できるに決まってるじゃねえか!」

ワン「ですよね♪ じゃあ一緒にやりますか♪」

ニャン「いや、今日はちょっと・・・帽子が・・どうのこうの・・」

ワン「えっ、もしかして・・・」

ニャン「出来るけど・・・今日はちょっと・・」

ワン「出来ないんだ?」

ニャン「出来るよお」

ワン「出来ないんだ?」

ニャン「出来るって!」

ワン「本当は?」

ニャン「出来ません。」

ワン「あ〜あ、やっぱり」

 

ニャン「ふん!もういいよ、上島竜兵のファンなんかや〜めた。」

ワン「あ〜開き直った、でも押すな押すなのギャグは好きですよね?」

ニャン「まあ、そこはね」

 

ワン「どうぞどうぞのギャグも捨てるんですか?」

ニャン「おお!・・・うわあ〜!どうぞどうぞかあ・・・う〜・・やっぱファンやめるのや〜めた」

 

ワン「よかった、くるりんぱは、私が教えますから・・・」

ニャン「ありがとう、お前の友情に感謝するよ・・・ウウウ(涙)」

 

ワン「練習はきついですよ、さっそく、ウサギ跳びから入ります」

ニャン「バカヤロウ!ウサギ跳びなんかできるか!ウサギの真似なんか猫としてのプライドが許さんわってことで、や〜めた」

 

ワン「じゃあ、こっちも教えるの、や〜めた」

ニャン「またまた〜、冗談だよ、ジョ〜ダン・・・ハハハ・・」

ワン「私も冗談ですよ・・・ハハハ・・・」

 

ニャン・ワン「アッハッハッハ・・・」

 

猫旅の始まり巻

f:id:kuroneko20:20170509174227j:plainワン「隊長それじゃあ参りますか?」

ニャン「そろそろ行くか、長い旅になるぞ、覚悟はいいな?」
ワン「はい!隊長」
 
チュウ「私もお伴しますよ」
 
ニャン「おーいいねえ、お前も行くか、お前がいれば食料がなくなった時安心だな」
 
チュウ「どういう意味ですかそれは(激怒)」
 
ニャン「冗談だよ、冗談・・ワハハ」
 
ニャン・ワン「ワッハッハッハ・・・・」